症例 【 パニック障害 】

症例 【 パニック障害 】
Aさん 30才代 男性 職業:営業 症状:パニック障害
問診・検査 <問診> 半年以上前から仕事中に飲食店や満員電車等で動悸が激しくなり、時折胸がチクチクするような症状に襲われる。病院へ行き、心療内科でパニック障害の症状と診断を受ける。睡眠をとっても疲労感が残り、気分も落ち込むことがある。
<検査> 動作テストでは身体の何処かに痛みや動きに異常があるわけではない。ただ、動かしづらいようには見て取れた。触診にて身体全体に触れると、首、肩、背中、腰、下肢に至るまで筋肉がとても硬くなっており、全身の緊張度は高いことが判った。
一回目 身体をしっかりと緩める為にトリガーポイントセラピーを全身に行う。施術中は押されることでかなり効いており、施術前、後では身体が 軽くなった感じがするという事。
二回目 <4日後> 前回同様にトリガーポイントセラピーを全身に行う。前回の施術後に筋肉痛のような痛みがあった。あの後は良く眠れた。仕事は相変わらず忙しいが、身体が軽くなることで気分が良いと言う事。
三回目 <6 日後> 前回同様にトリガーポイントセラピーを全身に行う。また、筋肉の緊張感が少し取れてきたため、胸部の関節に動きを与えた。前回同様に施術後には筋肉痛が多 少まだ出てくる。ただし、初回よりは少なくなっている様子。パニック障害の症状は改善されてはいない。しかし、身体が楽になったことは実感して頂いてい る。
四回目 <12日目> Aさんから『施術の後数日してから、満員電車に普通に乗ることが出来た!』という嬉しいご報告を頂きました。身体全体の調子が良くなる事で病気の症状も軽くなったと考えられる。やはり、身体の状態とココロは繋がっていることが改めて良くわかった。
総評 以 降は週に1回のペースで通われています。その後は、飲食店での症状も改善されたとお聞きしました。そして、今現在はパニック障害の症状は殆ど出てきていな いと言うことです。身体全体の調子が良くなると気分や気持ちに余裕が出来る。それが免疫力や病気に勝つ為のちからをご自身で勝ち取っていると思われます。
(担当:望月)